家賃の滞納や修理費の未納に効果的
手続きが簡単で費用も少額で済みます。そして何と言っても支払いの督促状が簡易裁判所から未納者へ直接発送されますので、回収効果が高いです。通常の家賃支払いの督促状に慣れて、連絡もよこさない悪質な滞納者も、裁判所から書類が届くとびっくりして連絡をよこすようになります。詳しい手続き方法はこちらを参照してください。
具体的に支払督促を使用したケース
以前私が使用したケースです。ある日、入居者からキッチンの排水管が詰まってるみたいで全然排水されないから、早く何とかしてほしいと連絡が入りました。かなり怒り気味の口調でした。固形物など流してないか、また何か原因に心当たりがあるか尋ねましたが、わからないとのことでした。その日は休日で時間は夜の7時頃でした。緊急対応してくれる業者を手配して、すぐに詰まりは解消されました。詰まりの原因は普段から残飯をそのまま流しており、それが堆積したためでした。あきらかに入居者の過失です。
業者を手配する時は、入居者に過失がある場合は費用は入居者負担になることを必ず伝えています。しかし、後日この対応費用を何度請求しても支払ってもらえず、電話をしても納得がいかないから支払わないの一点張りでした。対応費用は17,000円です。休日の緊急対応だったため若干高めです。
しかたがないので、法的手段に訴えると入居者へ伝え、簡易裁判所の支払督促の手続きをしました。結果すぐに入金されました。